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要約
ComfyUIのインストールは、ポータブル版なら7zを展開するだけで完了します。
Python・Gitのインストールは不要です。この記事では、Windows環境へのComfyUIインストール方法を、画像生成まで一通り解説します。
はじめに
ComfyUIは、AI画像・動画・音楽生成に使えるノードベースのワークフローツールです。
ComfyUIにはポータブル版と手動インストール版の2種類があります。
| ポータブル版 | 手動インストール版 | |
|---|---|---|
| 難易度 | 低い(推奨) | 中程度 |
| Python / Git | 不要 | 必要 |
| 向いている人 | ほとんどの初心者 | Python環境を管理したい人 |
迷ったらポータブル版を選んでください。この記事では主にポータブル版の手順を解説します。
必要なPCスペック
インストール前に、PCのスペックを確認してください。
| 項目 | 最低要件 | 推奨環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10 / 11 64bit |
| GPU | NVIDIA GPU(VRAM 4GB以上) | NVIDIA GPU(VRAM 8GB以上) |
| メモリ | 8GB以上 | 16GB以上 |
| ストレージ | 20GB以上の空き | SSD 50GB以上の空き |
NVIDIA以外のGPU(AMD / Intel)でも動作しますが、設定が複雑になります。この記事ではNVIDIA GPUを前提に解説します。
GPUの確認方法
- Windowsキー + R →「dxdiag」と入力してEnter
- 「ディスプレイ」タブでGPU名を確認
「NVIDIA GeForce RTX xxxx」や「NVIDIA GeForce GTX xxxx」と表示されていればOKです。
インストール手順(ポータブル版)
最もシンプルなインストール方法を解説します。
GitHubのリリースページからComfyUI_windows_portable_nvidia.7zをダウンロードします。
ダウンロード先: ComfyUI Releases
最新のリリースからComfyUI_windows_portable_nvidia.7z(約1.7GB)をダウンロードしてください。

ダウンロードした7zファイルを任意のフォルダに展開します。
展開先の例:
D:\ComfyUI_windows_portableC:\Users\ユーザー名\ComfyUI_windows_portable
- パスに日本語や空白を含まないフォルダを推奨
- SSDに展開すると起動・生成が速くなります

展開後のフォルダ構造:
ComfyUI_windows_portable/
├── ComfyUI/ # 本体
├── python_embeded/ # 内蔵Python環境
├── run_nvidia_gpu.bat # 起動スクリプト
└── update/ # 更新用スクリプト
run_nvidia_gpu.batをダブルクリックして起動します。
初回起動時は時間がかかります(数分程度)。必要なファイルが自動でダウンロードされます。
以下のメッセージが表示されたら準備完了です:
To see the GUI go to: http://127.0.0.1:8188

ブラウザで以下のURLにアクセスします:
http://127.0.0.1:8188
ComfyUIの画面が表示されれば、インストール完了です。

起動中はコンソール(黒い画面)を閉じないでください。閉じるとComfyUIも終了します。使用中は最小化しておきましょう。
モデルファイルの配置
ComfyUIで画像を生成するには、Stable Diffusionのモデルファイル(チェックポイント)が必要です。
モデルの配置場所
モデルファイルは以下の場所に配置します:
ComfyUI_windows_portable/
└── ComfyUI/
└── models/
└── checkpoints/ ← ここにモデルを配置
モデルの入手先
モデルは以下のサイトからダウンロードできます:
- Civitai – 最も多くのモデルが公開されています
- Hugging Face – 公式モデルや研究用モデル
おすすめモデル(初心者向け)
| モデル名 | 特徴 | 形式 |
|---|---|---|
| SD 1.5系 | 軽量で扱いやすい | .safetensors |
| SDXL 1.0 | 高品質・高解像度 | .safetensors |
| Pony Diffusion | アニメ・イラスト向け | .safetensors |
初めての方へ: まずはSD 1.5系の軽量なモデルから始めるのがおすすめです。VRAM使用量が少なく、生成速度も速いです。
モデルの詳しい選び方は、AI画像生成モデル選び完全ガイドも参考にしてください。
最初の画像生成
モデルを配置したら、実際に画像を生成してみましょう。
左上のLoad Checkpointノードでモデルを選択します。ドロップダウンから配置したモデルを選択してください。

CLIP Text Encode (Prompt)ノードでプロンプトを入力します。
- ポジティブプロンプト: 生成したい画像の説明
- ネガティブプロンプト: 避けたい要素
プロンプトの例:
a cat sitting on a wooden chair, soft lighting, high quality
ネガティブプロンプトの例:
low quality, blurry, deformed
画面右側の実行するボタンをクリックして生成を開始します。

生成が完了すると、Save Imageノード(画像を保存)に画像が表示されます。

生成にかかる時間: 初回生成は数十秒〜数分かかることがあります。2回目以降はモデルがメモリにロードされているため速くなります。
日本語化の設定
最新バージョンのComfyUIは、デフォルトで日本語が設定されています。 特別な設定は必要ありません。
ポータブル版・手動インストール版どちらも、初回起動時から日本語UIで使用できます。
言語を変更したい場合
英語や他の言語に切り替えたい場合は、以下の手順で変更できます。
画面左下の⚙(歯車アイコン)をクリックします。
左側のメニューからComfyを選択します。
ロケールセクションの言語ドロップダウンから希望の言語を選択します。
手動インストール版(ポータブル版でエラーが出る場合)
環境によってはポータブル版が正常に動作しないことがあります。その場合は、PythonとGitを個別にインストールする方法を試してください。
前提条件のインストール
以下のページからPythonをダウンロードしてインストールします。
ダウンロード先: Python Downloads
推奨バージョン: Python 3.10.x〜3.12.x(※2026年1月時点)
インストール時に「Add Python to PATH」にチェックを入れてください。これを忘れると、コマンドプロンプトからPythonを実行できません。

以下のページからGit for Windowsをダウンロードしてインストールします。
ダウンロード先: Git for Windows
インストールはデフォルト設定のまま「Next」を押し続ければOKです。

ComfyUIのインストール
Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を開き、cmdと入力してEnter。
ComfyUIをインストールしたいフォルダに移動します。
cd /d D:\
※D:\の部分は任意のドライブ・フォルダに変更可能
以下のコマンドを実行して、ComfyUIをダウンロードします。
git clone https://github.com/comfyanonymous/ComfyUI.git
完了するとComfyUIフォルダが作成されます。
cd ComfyUI
pip install -r requirements.txt
pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu130
※2026年3月時点のコマンドです。最新の対応CUDAバージョンはPyTorch公式サイトで確認してください。
カスタムノードとの相性問題が発生した場合は、ひとつ前のバージョン(cu128)を試してみてください:
pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128 --force-reinstallpython main.py
To see the GUI go to: http://127.0.0.1:8188と表示されたら、ブラウザでアクセスしてください。
トラブルシューティング
よくあるエラーと対処法をまとめました。
CUDA out of memory エラー
原因: VRAM不足
対処法:
- 他のGPUを使用するアプリケーションを終了
- 生成解像度を下げる(512×512など)
--lowvramオプションを追加して起動
lowvramオプションの追加方法(ポータブル版):
run_nvidia_gpu.batを右クリック → メモ帳で開く- 起動コマンドの末尾に
--lowvramを追加
.\python_embeded\python.exe -s ComfyUI\main.py --windows-standalone-build --lowvram
黒い画像が生成される
原因: VAE関連の問題の可能性
対処法:
- 別のVAEを試す
--disable-xformersオプションを追加
モデルが認識されない
対処法:
- ファイルが
models/checkpoints/に正しく配置されているか確認 - ComfyUIを再起動
- ファイル名に特殊文字が含まれていないか確認
ブラウザに接続できない
対処法:
http://127.0.0.1:8188を確認(httpsではなくhttp)- ファイアウォールでポート8188がブロックされていないか確認
- 別のブラウザを試す
No module named pip / 別のPythonが使われる
原因: 他のPython(msys64、Anacondaなど)がPATHで優先されている
対処法: 起動スクリプトにPythonのパスを明示指定
手動インストール版の場合:
set PYTHON=C:\Users\ユーザー名\Python310\python.exe
python main.py
よくある質問
画像だけ気軽に試したいならStable Diffusion WebUIが手軽です。動画・音楽も含めて本格的にやりたいならComfyUIを選んでください。動画・音楽の生成は実質的にComfyUI一択です。詳しくはローカルAI生成の始め方ガイドを参考にしてください。
CPUでも動作しますが、非常に遅いです(1枚の生成に数分〜数十分)。実用的に使うにはNVIDIA GPUを強く推奨します。
NVIDIA GPUのスペックが足りない場合や環境構築に不安がある場合は、ブラウザだけで使えるクラウド環境という選択肢もあります。月額1,100円からComfyUIが使えるConoHa AI Canvasのレビュー記事も参考にしてみてください。
ポータブル版がおすすめです。環境構築の手間がなく、トラブルも少ないです。手動インストールは、Python環境をすでに使いこなしている方や、最新機能をすぐに試したい方向けです。
Civitai(https://civitai.com/)が最も多くのモデルが公開されています。利用規約を確認の上、ダウンロードしてください。
ComfyUIでは、画像にワークフローが埋め込まれます。生成した画像をComfyUIにドラッグ&ドロップするだけで、同じワークフローを再現できます。また、メニューからSaveでJSONファイルとしても保存可能です。
まとめ
ComfyUIは、ポータブル版を使えばPython・Git不要で簡単にインストールできます。
- ダウンロード: GitHubから
ComfyUI_windows_portable_nvidia.7zを取得 - 展開: 任意のフォルダに7zを展開
- 起動:
run_nvidia_gpu.batで起動 → ブラウザでアクセス - モデル配置:
models/checkpoints/にモデルを配置
インストールが完了したら、ローカルAI生成の始め方ガイドでロードマップを確認しながら進めてみてください。画像生成の基本から動画・音楽生成まで、学ぶ順番をまとめています。
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